鉄コレ第二弾ネタ:魚ノ目電鉄100形

○はじめに

 さて、鉄道コレクションの第二弾。いろいろ問題を孕んでいる様ですが、塗装なぞ剥がしてしまう工作派にには
関係の無い話ですね。ということで、南武モハ100の改造で架鉄「魚ノ目電鉄」の自社発注車、100形を作ります。

○魚ノ目電鉄100形

 いずれ架鉄ページを作ろうと思うのですが、とりあえず大まかな設定をば。
 昭和5年、魚ノ目電鉄の開業と共に南武鉄道のモハ100と共通設計で製造された。車体長17mで当初全車が両運転台の単行仕様となっていたが、終日2連運用の開始とともに一部を除き片運転台化され、半数が制御機器のみを残されTc車化された。そのため片運転台車でも固定されてはいるが乗務員扉が残されている。

○制作

 車体長17mということは窓三つ分延ばせばいいので、上手くやりくり出来れば一両から三両分の車体を捻出出来ます。ただ、無計画さが災いして無駄なく改造というのは無理そうですが…。ただ、切り接ぎは1,2カ所、いい加減な設定のお陰で乗務員扉は差し替えの必要が無いので楽に工作出来そうです。
 
 ここで今回の保有数を書いておきます。相当数豊川氏とトレードしました。結局、南武しか残さなかったのですが。

車種 備考
日立2230 バラ買い
日立2230 豊川氏より譲渡
日立2230 豊川氏より譲渡
総武流山105 箱買い
琴電81 豊川氏より譲渡
琴電81 箱買い
琴電81 バラ買い
琴電73 バラ買い
琴電73 箱買い
新交モワ 箱買い
フリー103 バラ買い
フリー103 箱買い
フリー103 豊川氏より譲渡


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○制作開始

 
 一発目は両運転台のモハ100。
車体を切断した際に窓一枚分が使用不能になるので、別の車輌から窓四枚分を確保。この時、見づらいのですが図の赤線で切断すると接合時が楽です。切断時、サッシをへし折らないようにするためにはデザインナイフでアクロバットをやる覚悟が必要ですが。

 切断ラインにそってマスキングテープを貼り、けがいて筆ペンでなぞりふき取るといい感じのガイドが出来ます。ヤスる際も目立つので結構お便利です

 上のカットモデル(違)はメイン車体からの捻出部。下は他の車体からもってきた延長部。こうすることで片側貫通だった琴電73が両側非貫通となります。

コンバイーン!!
接着後、エポパテを盛ったの図。しかし材質にスチロールを選択した富技GJ。

 必死こいて継ぎ目消し。段差部分の処理はデザインナイフを駆使します。ベンチレーターは剥ぎ取ってGMキット付属のグロベンを1.6mm間隔で4個配置。雀の涙ほどの配管と避雷針は取り去って同じくキット付属の円柱形避雷針をつけます。

完成。全てMrカラーで塗装しました。スプレーは厚塗りなだけに綺麗な塗膜です。車体はマホガニー、屋根をジャーマングレーと多分に豊川氏の作例に影響されてみました。なかなかいいです、この塗装。豊川スペシャルとでも名付けましょうか(笑)。床下はモハ車とクハ車の機器を並べただけ。抵抗器は6段にしました。国電と総括制御出来ます。マホガニーと弓形イコライザの組み合わせはいいもんです。窓セルは前面はデフォルトのはめ込みガラス。側面はGM用の窓セルを選びました。

こりゃいい。お気に入りだ。